解決事例15

加害者の過失を立証困難だった事例で550万円を支払わせた事例
 

依頼者情報

50歳 男性 後遺障害1級

 

症状名

急性硬膜下血腫・急性硬膜外血腫・脳挫傷・頭蓋骨骨折・廃用性筋萎縮・高次脳機能障害

植物状態

 

事故状況

母が自転車で横断歩道を渡っていたところ、母と加害車両が衝突

相談に至る経緯

加害者は「母が赤信号で信号を渡ってきたところを轢いてしまった。」と主張しているが、依頼者は母のとても慎重な性格を知っているので、赤信号で横断をするなどということが信じられなかった。納得できず相談に来られた。

結果

目撃者がおらず、「どちらが赤信号で通行しようとしたのか。」という争点は大きな争点で、紛争処理センターでの解決は馴染まないとして、はじめから訴訟を提起した。

保険会社の作成した調書での加害者の説明が曖昧で、かつ供述が変わっていたので、本人尋問で加害者本人を調べた。「加害者が信号を見ていなかっただけだ。」と確信していた弁護士は、裁判で加害者の信号目撃状態を追及した。加害者は、信号を見ていたかどうかについてしどろもどろとなり、赤信号で進行した疑いは大きくなった。

証人として、被害者の同僚の方が、「直前に被害者と会っており、別れて少しした後に事故の音を聞いた。」という証言をしていたので、どの地点で別れ、信号が何色であったかを逆算をして、被害者が青信号で進行していたことを証明しようとした。

しかし、証人による証明は曖昧で確度の高いものとはいえなかった。裁判官も、目の前での加害者の曖昧な供述に「加害者は信用できない。」との心証を持っていたが、だからといって被害者が青で横断をしていたと確信はできなかった様子であり、このまま判決に進んでしまうと過失割合が5分5分となり、既に自賠責で相当額を受け取っていたこともあり、裁判では賠償金を受け取れないリスクがあった。

弁護士はこれ以上裁判官を説得するのは難しいと考え、説得の対象を加害者の代理人に変えた。「あなたも加害者の証人尋問を見たでしょう。あれが真実を言っている人のように見えましたか。確かに判決になったら赤信号で加害者が侵入したと認定されることは難しいかもしれないが、あなたにも加害者が赤信号で通行した可能性が高いことはわかったはずです。証拠がないことを理由に、被害者に不利益を負わせることは正義に反します。その点を保険会社に対して伝え、和解で保険金を払うように説得してください。」と訴えかけた。

 

加害者代理人は当初、和解額50万円程度と言っていたが、3ヶ月~4ヶ月間粘り強く交渉を続け、「真実かどうかを発見できない不利益を被害者に負わせていいのですか。」と保険会社に訴えてもらい、最後の最後に保険会社から550万円の賠償金支払いを承諾させた。

 

解決ポイント

粘り強く加害者の代理人と保険会社を説得し続けた結果、判決では敗訴の可能性があった事案を550万円で解決できた。

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