解決事例14
保険会社の提示額640万円を2670万円に増額させた事例
依頼者情報
23才 男性 等級11級 吹田市在住
症状名
左中指伸筋腱断裂・PIP関節変形性指関節症・左鎖骨骨折
鎖骨変形・中指の用を廃した
事故状況
車線変更禁止区間をバイクで走行中、加害自動車が突然車線変更したため、衝突して転倒した。
相談に至る経緯
結果
弁護士介入後も後遺症の逸失利益について保険会社の提示額が低すぎたため、交通事故紛争処理センターに申し立て、その後訴訟を提起しました。実況見分調書には依頼者が直前に進路変更したことが記載されていました。この依頼者の過失を保険会社は問題視し、依頼者の過失は5割くらいあるのではないかと主張してきました。依頼者に確認すると、当時の記憶は全くなく、警察に言われるがまま押印したとの事でした。一度署名押印してしまった以上、後にその内容が間違いだと立証することは非常に困難です。依頼者と相談し、過失を2割認めることにしました。逸失利益については納得できる金額を認めさせ、約2100万円で和解しました。
依頼者は人身傷害保険に加入していたため、自己過失分の約570万円も取得することができましたので、640万円から2670万円に増額させることができました。
保険会社示談金640万円→解決した示談金2670万円
解決ポイント
判決まで行くと依頼者の過失が5割まで認められる可能性があったので、和解で早期解決を図った。